Dino Kids

かぐや姫ひめ

日本にほんの昔話むかしばなし・全文(ふりがなつき)

竹たけの 中なかから 見みつかった かぐや姫ひめが、月つきの 国くにへ 帰かえって いく おはなしです。

「かぐや姫」のさし絵:そっと 竹を 切って みると、なかに 小さな 女の子が すわって いました。

むかしむかし、竹たけを とって くらす おじいさんが いました。ある 日ひ、竹たけやぶに 行いくと、一本いっぽんの 竹たけが ぴかぴか 光ひかって いました。そっと 竹たけを 切きって みると、なかに 小ちいさな 女おんなの子こが すわって いました。おじいさんは 女おんなの子こを つれて 帰かえり、おばあさんと 大切たいせつに そだてました。女おんなの子こは、かぐや姫ひめと 名なづけられました。

かぐや姫ひめは、みるみる うちに 大おおきく なりました。そして、だれよりも うつくしい むすめに なりました。「どうか、わたしの およめさんに なって ください。」あちこちから、りっぱな 人ひとたちが たずねて きました。かぐや姫ひめは、「せかいに ひとつしか ない たからを 見みせて ください。」と こたえました。けれど、そんな たからを 見みつけられた 人ひとは、だれも いませんでした。

ある 年としの 秋あきが ちかづくと、かぐや姫ひめは 月つきを 見みあげては、なみだを こぼすように なりました。「どうしたんだい。」と、おじいさんが やさしく たずねました。「じつは、わたしは 月つきの 国くにから きたのです。」「つぎの まんげつの 夜よるに、月つきから むかえが きて しまいます。」おじいさんと おばあさんは、さびしくて たまりませんでした。

まんげつの 夜よる、空そらから まぶしい 光ひかりが ふって きました。光ひかりの くもに のって、月つきの 人ひとたちが しずかに おりて きました。かぐや姫ひめは、おじいさんと おばあさんの 手てを ぎゅっと にぎりました。「いままで そだてて くれて、本当ほんとうに ありがとう。」「月つきから いつも、ふたりを 見みまもって いますね。」かぐや姫ひめは 光ひかりに つつまれて、月つきへ 帰かえって いきました。

それからというもの、おじいさんと おばあさんは まんげつの 夜よるに なると 空そらを 見みあげました。月つきは いつも、やさしく ふたりを てらして くれたそうです。

昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。

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