かぐや姫
竹の 中から 見つかった かぐや姫が、月の 国へ 帰って いく おはなしです。
むかしむかし、竹を とって くらす おじいさんが いました。ある 日、竹やぶに 行くと、一本の 竹が ぴかぴか 光って いました。そっと 竹を 切って みると、なかに 小さな 女の子が すわって いました。おじいさんは 女の子を つれて 帰り、おばあさんと 大切に そだてました。女の子は、かぐや姫と 名づけられました。
かぐや姫は、みるみる うちに 大きく なりました。そして、だれよりも うつくしい むすめに なりました。「どうか、わたしの およめさんに なって ください。」あちこちから、りっぱな 人たちが たずねて きました。かぐや姫は、「せかいに ひとつしか ない たからを 見せて ください。」と こたえました。けれど、そんな たからを 見つけられた 人は、だれも いませんでした。
ある 年の 秋が ちかづくと、かぐや姫は 月を 見あげては、なみだを こぼすように なりました。「どうしたんだい。」と、おじいさんが やさしく たずねました。「じつは、わたしは 月の 国から きたのです。」「つぎの まんげつの 夜に、月から むかえが きて しまいます。」おじいさんと おばあさんは、さびしくて たまりませんでした。
まんげつの 夜、空から まぶしい 光が ふって きました。光の くもに のって、月の 人たちが しずかに おりて きました。かぐや姫は、おじいさんと おばあさんの 手を ぎゅっと にぎりました。「いままで そだてて くれて、本当に ありがとう。」「月から いつも、ふたりを 見まもって いますね。」かぐや姫は 光に つつまれて、月へ 帰って いきました。
それからというもの、おじいさんと おばあさんは まんげつの 夜に なると 空を 見あげました。月は いつも、やさしく ふたりを てらして くれたそうです。
昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。
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