おむすびころりん
山で ころがった おむすびが、おじいさんを ねずみの おうちへ つれて いく おはなしです。
むかしむかし、はたらきものの おじいさんが いました。ある 日、おじいさんは 山で 木を きって いました。「さあ、おひるに しよう。」おじいさんが つつみを ひらくと、おむすびが ころりと おちました。おむすびは ころころ ころがって、小さな あなに すとんと おちました。すると、あなの なかから かわいい 歌が 聞こえて きました。「おむすび ころりん、ころころ とん。」
おじいさんは おもしろくて、もう ひとつ おむすびを ころがしました。「おむすび ころりん、ころころ とん。」また たのしい 歌が 聞こえました。おじいさんは 歌に あわせて おどって いるうちに、自分も あなに ころりんと おちて しまいました。
あなの そこには、ねずみたちの 村が ありました。「おいしい おむすびを、ありがとう ございました。」ねずみたちは おじいさんを ごちそうで もてなし、もちつきを 見せて くれました。ぺったん、ぺったん、よいしょ、よいしょ。帰る ときに、ねずみたちは 小さな つづらを おみやげに くれました。家で あけて みると、きらきら 光る こばんが たくさん 入って いました。
となりの よくばりな おじいさんが、その 話を 聞きつけました。「わしも たからを もらって こよう。」よくばりじいさんは、おむすびを むりやり あなに おしこみました。そして、自分から あなへ とびこみました。「たからを ぜんぶ よこせ。にゃあ、にゃあ。」ねこの まねを 聞いた ねずみたちは、びっくりして にげて しまいました。あかりが きえて、あなの なかは まっくらに なりました。よくばりじいさんは どろんこに なって、なにも もたずに はいだして きました。「よくばると、いい ことは ないなあ。」よくばりじいさんは はずかしそうに、とぼとぼ 帰って いきましたとさ。
昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。
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