3歳の子が画用紙いっぱいにぐるぐると線を描いて、「ぞう!」と言います。どこがぞうなのか、親にはさっぱり分かりません。園の壁に貼られた絵を見ると、同じクラスの子はもう目と口のある顔を描いている。家では「ママかいて」ばかりで、自分ではクレヨンを持とうとしない日もある。そこで保護者の方が迷うのは、お絵描きは教えたほうがいいのか、それとも教えないほうがいいのかということでしょう。

この記事では、お絵描きを始める時期、3歳・4歳・5歳の絵の発達段階、教えるなら何をどこまで教えるか、そして子どもの絵のほめ方をまとめます。後半では、私たちが作っている無料アプリ Dino Kids の「かきかた れんしゅう」について、1つのレッスンの流れから6つのレベルの全レッスンまで、くわしく紹介します。

お絵描きは何歳から? クレヨンを渡していい時期

始める年齢に決まりはありません。クレヨンをにぎれて、口に入れない見守りができるなら、もう始められます。文部科学省の幼稚園教育要領も、領域「表現」の内容に「自由にかいたり,つくったりなどする」と書いているだけで、何歳で何が描けるようにする、という到達目標は置いていません。

ですから3歳の時点で「上手に描けるか」を気にする必要はありません。ねらいとして書かれているのは「感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ」ことです。

3歳・4歳・5歳の絵:発達段階のめやす

それでも、絵の変わり方にはおおまかな順番があります。Toomela(2003)は2〜13歳の子ども757人に、人形と立方体を見せて「このとおりに描いて」と頼みました。人形の絵で見ると、人形を描いても箱を描いても同じ線になる、なぐり描きの段階の子は、2歳で94%、3歳で49%、4歳で10%でした。3歳はちょうど半々、というのが実感に近いところでしょう。

  • 1〜2歳ごろ:腕全体を動かす、なぐり描き。線が出ること自体が楽しい時期です。
  • 3歳ごろ:線が閉じて丸になり、描いたあとで「ぞう!」と名前をつけます。丸から手足が生えたような「頭足人」もこのころです。
  • 4歳ごろ:顔と体が分かれはじめ、家や乗り物など、描きたいものが増えます。
  • 5〜6歳ごろ:地面の線を引いて、その上に人や家を並べる絵がよく見られます。絵の中で出来事が起こるようになります。

頭足人が心配になる方もいますが、これは多くの子が通る道です。Cox と Parkin(1986)が2歳から4歳11か月の42人を調べたところ、人だと分かる最初の絵として頭足人があらわれたのは平均3歳1か月でした。まねして描く課題やパーツを組み立てる課題を試しても、形はなかなか変わりませんでした。胴体の描き方を教えて早く直すようなものではない、ということです。

「4歳のお絵描きがぐちゃぐちゃ」という悩みもよく聞きます。上の調査でも4歳の1割はなぐり描きの段階でした。人を描かない子が車の絵だけは細かかったり、描くより色をぬるのが好きだったりもします。年齢の数字より、前の月と比べてその子の線がどう変わったかを見てください。手の使い方や発達全体が気になるときは、園の先生や健診で相談するのが近道です。手の準備についてはなぞり書きの記事に、まねして描ける形の順番(丸、十字、四角、三角)をまとめました。

教えると個性がつぶれる? 幼稚園と図工の考え方

日本の幼児教育には、描き方を教えることへの慎重さがあります。幼稚園教育要領は「幼児の自己表現は素朴な形で行われることが多いので,教師はそのような表現を受容し」と書きます。小学校の図画工作の解説も、低学年について「形や色の名前などをあらかじめ学習するのではなく,児童が体験的に対象の形や色などに気付くようにすることが重要」としています。

実験でも、この慎重さには根拠があります。Bonawitz ら(2011)は、大人がおもちゃの機能をひとつ「教える」形で見せると、未就学の子はその機能ばかりを試し、ほかの条件の子のように広く探らなくなることを示しました。教えることは効率がよい代わりに、自分で見つけるものを減らします。お手本ばかり描いている子の絵が、同じ形に落ち着いてしまうのは、これに近いことかもしれません。

一方で、「ねこを描きたいのに描けない」と泣く子もいます。何もしないのが親切とは限りません。分けて考えるとすっきりします。

  • 自由に描く時間:教えない。テーマも直しもなし。これは減らさないでください。
  • 描き方を知る時間:子どもが「描きたい」と言ったときに、手がかりをひとつ渡す。短く、終わったらすぐ自由に戻す。

図画工作の内容も、段階を追っています。低学年は「いろいろな形や色,触った感じなど」、中学年は形の感じや、面の重なりから生まれる前後の感じ、高学年は「動き,奥行き,バランス」。いきなり奥行きの話はしません。家で渡す手がかりも、同じように小さいものから始めます。

形から描く:絵はまると四角でできている

いちばん渡しやすい手がかりは、「ものは形の組み合わせでできている」という見方です。りんごはまる、おにぎりはさんかく、おうちはしかくの上にさんかく。4歳の子に「くまを描いて」と言うと止まってしまっても、「大きなまるを描いて、上に小さなまるをふたつ」なら手が動きます。

家でやるなら、次の3つがコツです。

  • 大きい形から:頭や体など、いちばん大きい形を先に描きます。小さいところから始めると、紙からはみ出します。
  • 自分の紙に描いて見せる:子どもの紙には描き足しません。となりで親が別の紙に「大きいまる、描くよ」と声に出して描きます。
  • 形の名前を言う:「耳」より「まる」と言うほうが、ほかの絵にも使えます。まるはくまの頭にも、太陽にも、車のタイヤにもなります。

うまくいかなくても、それで正解です。子どもが途中から勝手な線を足しはじめたら、そこで見本はおしまい。その線のほうが大事です。

遊びが先、説明はあと

「左右対称」を言葉で説明しても、3歳には届きません。紙を半分に折って絵の具をたらし、開くと同じ形があらわれる。その「わあ」のあとで「右と左がおなじだね」と言えば、言葉がくっつく場所ができます。

Schwartz と Bransford(1998)は、学生を対象にした研究で、説明や読み物が役に立つのは、学ぶ側がその分野の違いを十分に見分けられるようになっているときだと報告しています。先に手を動かしておくと、あとの説明が効く、という話です。電車の窓から遠くの家が小さいことを指さす、影絵で形が変わるのを見る、というのも同じ順番です。

子どもの絵のほめ方:親の声かけ

「上手だね」は悪い言葉ではありませんが、それだけだと子どもは次も「上手」を取りにいきます。Mueller と Dweck(1998)の研究では、小学5年生のうち頭のよさをほめられた子は、努力をほめられた子にくらべて、失敗のあとに粘らず、楽しめなくなっていました。絵でいえば「絵の才能があるね」より、何をしたかを言葉にするほうが安全です。

また Lepper ら(1973)は、もともと興味をもっていた活動でも、ごほうびを約束されて取り組んだ子は、その後の興味が下がることを示しました。「描いたらシールね」は、お絵描きには向きません。

  • 見えたことをそのまま言う:「ぐるぐるが3つあるね」「ここ、ぐーんと長い線だね」「青をたくさん使ったね」。
  • 「何を描いたの?」より「お話して」:描いたものを当てられないときも、これなら困りません。
  • 描き足さない、直さない:「足がないよ」「ぞうは灰色だよ」は言わなくて大丈夫です。
  • きょうだいや友だちとくらべない:「お姉ちゃんはもっと描けたよ」は、親の口から出ると長く残ります。
  • 飾る:冷蔵庫に貼る、日付を書いてとっておく。言葉より伝わることがあります。

大きな紙と短いクレヨン:家で用意するもの

お絵描きの環境でいちばん効くのは、紙の大きさです。腕全体で描く時期の子に小さな紙を渡すと、線はすぐ端に行きあたります。模造紙やカレンダーの裏を床に広げて、汚れてもいいシートを敷くだけで、絵の勢いが変わります。立てた面に貼ると手首の角度も変わります。

時間は決めなくてかまいません。やめたくなったらやめる、また描きたくなったら描ける場所に紙とクレヨンを置いておくことのほうが大切です。

無料のお絵描きアプリ Dino Kids「かきかた れんしゅう」

紙の代わりではなく、「描きたいのに手がかりがない」ときの相手として、Dino Kids の「びじゅつ」に「かきかた れんしゅう」を作りました。この記事で書いてきた「形から描く」「大きい形から」「遊びが先、説明はあと」を、そのままレッスンの形にしたものです。

中身を数で書くと、次のとおりです。

  • 52のレッスンを、6つのレベルに分けています。描く手順は全部で349です。
  • レッスンごとに、ものの「見方」をひとつ扱います。見方は全部で21です。
  • 説明の前に指で試す「やってみよう!」は8種類で、52のレッスンすべてに入っています。
水彩で描かれた12枚のお手本の絵が、やさしい順に並んでいる。りんご、ソフトクリーム、おうち、くま、くらげ、ひこうき、はすの はな、ちょうちょ、うみがめ、ティラノサウルス、くじらと ヨット、はすの いけ
レッスンのお手本の絵。りんごからはすの いけまで、形の数が少しずつ増えていきます

1つのレッスンの流れ:「きのこ」の場合

レベル 2 の「きのこ」を例に、1つのレッスンを順に追ってみます。このレッスンの見方は「おおきい かたちから」です。

  1. お手本を見る:できあがりの絵が、紙いっぱいに2秒ほど出ます。これから何を描くのかを、先に目に入れておくためです。
  2. 「やってみよう!」:「いちばん おおきい かたちから くみたてよう!」という声とともに、きのこのかさ、じく、もようの形がばらばらに出てきます。子どもは指で形を動かして、大きい形から順に組み立てます。
  3. 「しってる?」:組み立てたきのこが画面に残っているうちに、短い話が読み上げられます。「えかきさんは いちばん おおきな かたちから かくよ。こまかい ところは あとで。」。先に手でやってみて、そのあとで言葉がつき、すぐにまた手で描く。前の節に書いた「遊びが先、説明はあと」の順番です。
  4. 形をひとつずつ描く:アプリが先に線を引いて見せ、子どもがあとから描きます。きのこの手順は4つで、「はんぶんの まるを かこう」「ながしかくを かこう」「まるを ふたつ かこう」「てんを ふたつ うとう」です。最初の手順には「いちばん おおきな かたちから かこう。」という一言がつきます。指示はいつも形の名前で出るので、まるはきのこのもようにも、くまの耳にも使えることが自然に伝わります。
  5. できあがり:星と「きょう まなんだ こと: おおきい かたちから」が出て、お手本の絵と子どもの絵が並びます。「つぎの え」で次へ進むか、「もういちど」で描き直すかを選べます。
「おうち」のレッスンの始めの画面で、赤い屋根とれんがの煙突、木のドアのおうちの水彩のお手本が紙いっぱいに出ていて、その下に小さな完成図、緑の読み上げボタン、最初の手順「しかくを かこう。いちばん おおきな かたちから かこう。」が並んでいる
「きのこ」と同じ「おおきい かたちから」のレッスン「おうち」でも、まずお手本が紙いっぱいに出てから描く番になります
「くま」のレッスンで、耳と目と口もとまで描き終えた頭の下に、アプリがオレンジ色のたまご形で体のお手本の線を引いていて、緑の点が描きはじめの場所を示し、下には「たまごがたを かこう」という手順と、緑の点5つのあとに6つめが光る手順の点が並んでいる
手順ごとにアプリが先に線を引いて形の名前を言い、そのあとを子どもが描きます

ほかのレッスンも、この5つの段階で進みます。たとえばレベル 3 の「はすの はな」では、「やってみよう!」で「ひだりに かくと、みぎにも おなじ かたちが でるよ!」と左に線を引き、右に同じ線があらわれるのを見てから、「かがみに うつした みたいに ひだりと みぎが おなじ ものが たくさん あるよ。」という話を聞きます。

「なぞる」「てんを つなぐ」「じぶんで」:同じ絵を3つの段階で

同じレッスンを、手助けの量を変えて描けます。

  • なぞる:お手本の線の上を、指でなぞります。
  • てんを つなぐ:点だけが出ていて、点と点をつなぎます。
  • じぶんで:お手本を見たあと、何もない紙に自分で描きます。
「かきかた れんしゅう」のレッスン一覧で、上に「なぞる」「てんを つなぐ」「じぶんで」の3つのボタンがあり、「レベル 1」の下にお手本の絵、レッスン名、見方、星を載せたカードが並び、「にこにこ まる」と「どせい」は星3つ、「もようの たまご」にはオレンジの枠と「つぎは これ」の札がついている
3つの段階は一覧の上のボタンで切りかえられ、次におすすめの絵には「つぎは これ」と出ます

選んだ段階は、お子さまのプロフィールごとにアプリが覚えています。きょうだいで使っても、それぞれの段階のまま続けられます。

6つのレベルと52のレッスン

レベルは次のとおりです。年齢は、私たちがレッスンを作るときに考えためやすです。画面には「レベル 1」のようにレベルしか出ません。かぎのかかったレッスンはなく、次におすすめの絵に「つぎは これ」と出るだけなので、好きな絵から描いてかまいません。

レベル 1(3歳ごろ):9レッスン

  • 新しい見方:まる、まっすぐな せん、かたちを くみあわせる
  • レッスン:にこにこ まる、どせい、もようの たまご、ちょうちん、おにぎり、うちゅうの ヘルメット、りんご、ソフトクリーム、きんぎょばち

レベル 2(4歳ごろ):13レッスン

  • 新しい見方:しかくい かたち、まがった せん、おおきい かたちから、まえの かたちが かくす
  • レッスン:ノート、おとしだまの ふくろ、にじ、くらげ、にこにこ しかく、きのこ、うさぎ、プレゼント、きかんしゃ、おうち、みつばち、ペンギン、くま

レベル 3(5歳ごろ):10レッスン

  • 新しい見方:とがった かたち、せんで きもちを かく、くりかえして もように、ひだりと みぎが おなじ
  • レッスン:ながれぼし、にこにこ ほし、にこにこ ハート、おうかん、ひこうき、ピザ、はっぱの てんとうむし、まつの き、はすの はな、しかくい ロボット

レベル 4(6歳ごろ):7レッスン

  • 新しい見方:まがった せんで ふくらむ、おおきさを くらべる、ななめは うごいて みえる(「ひだりと みぎが おなじ」「くりかえして もように」も、もう一度出てきます)
  • レッスン:ひしがたの たこ、ききゅう、ヨット、トラック、パイナップル、ちょうちょ、おしろ

レベル 5(7〜8歳ごろ):7レッスン

  • 新しい見方:まわりの せん、ひょうめんの もよう、リズム
  • レッスン:あめの ひ、いるか、くびながりゅう、かたつむりと きのこ、うみがめ、れっしゃ、かえるの おうじさま

レベル 6(9歳ごろから):6レッスン

  • 新しい見方:とおくは ちいさく、からだの かたちを つくる、しゅやくと わきやく、てまえと おく
  • レッスン:くじらと ヨット、ティラノサウルス、やまの けしき、ふね、おとぎの くに、はすの いけ

形の数も少しずつ増えます。レベル 1 の「にこにこ まる」は2手順ですが、レベル 6 の「おとぎの くに」は18手順です。レベルの組み立ては、図画工作の内容のほか、ベトナムの教育課程、米国・英国の基準、まねして描ける形の発達のめやすを参考にしました。図画工作の中学年で扱う、面の重なりから生まれる前後の感じは、レベル 2 の「まえの かたちが かくす」とレベル 6 の「てまえと おく」にあたります。

8種類の「やってみよう!」と、それぞれで分かること

遊びは見方ごとに決まっています。かっこの中は、その遊びが入っているレッスンの数です。

  • さわって選ぶ(9):「まるい ものを さわってね!」「しかくい ものを さわってね!」「とがった ところが ある ものを さわってね!」。身のまわりのものの中から、まるいもの、四つの角があるもの、とがった角があるものを見つけます。
  • 指で線を引く(10):「てんから てんへ まっすぐ ゆびを うごかしてね!」と「にじみたいに まがった せんを かいてね!」で、まっすぐな線と曲がった線のちがいを手で知ります。「くちを かいてね。うえに まがると にこにこ!」では線ひとつで顔の気持ちが変わり、「ひだりに かくと、みぎにも おなじ かたちが でるよ!」では左右が同じ絵が手の下でできあがります。
  • 組み立てる(9):「かたちを うごかして くみたてよう!」で、ものが形の組み合わせでできていることを、「いちばん おおきい かたちから くみたてよう!」で大きい形から置く順番を試します。レベル 6 の「ティラノサウルス」では「おおきな かたちで からだを くみたてよう!」と、体を大きなかたまりで作ります。
  • 前とうしろを入れかえる(6):「うしろの かたちを さわってみよう!」で、前の形がうしろの形を少しかくすことを確かめます。「ちかくと とおくに わけて おいてね!」では、手前と奥に分けて置きます。
  • 並べる、模様をつける(7):「つぎは どの かたち? さわって ならべてね!」でくり返しの並びを、「あいている ところを さわって もようを つけよう!」で表面の模様を、「おおきい、ちいさい、おおきい…つぎは なに?」でリズムを作ります。
  • 大きさを変える(6):「ちょうどいい おおきさに してね!」で部分どうしの大きさをくらべます。「とおくへ うごかすと ちいさく なるよ!」では遠いものが小さく見えることを、「しゅやくを さわって まんなかで おおきく しよう!」では主役を真ん中に大きく置くことを試します。
  • かたむける、ふくらませる(2):「ちょうちょ」の「えを かたむけて うごかしてみよう!」で、ななめの形が動いて見えることを、「ききゅう」の「さわると まがった せんで ふっくら するよ!」で、曲がった線がふくらみを出すことを見ます。
  • 影のまわりをなぞる(3):「かげの まわりを ゆびで ぐるっと なぞってね!」で、形ぜんたいを囲む「まわりの せん」を先に描く感覚をつかみます。
「はすの はな」の「やってみよう!」で、まん中に縦の点線があり、左に花びらを描くと右に同じ形があらわれていて、下では Dino が「ひだりに かくと、みぎにも おなじ かたちが でるよ!」と話している
左に線を引くと右にも同じ線が出て、「ひだりと みぎが おなじ」を言葉より先に手で知ります

失敗しない作り

  • 赤い線も「×」もありません。星は0になりません。
  • 「やってみよう!」の遊びは星の数に入りません。試すこと自体が目的です。
  • 手が止まると、手のマークが次に描く場所を指します。それでも進まないときは、アプリがその手順を手伝って次へ進みます。
  • 何度描いても形が合わないときは、アプリが代わりに線を引いて、次へ進みます。
  • 手順の言葉や「しってる?」の話は、すべて読み上げられます。「もういちど きく」で聞き直せるので、字がまだ読めない子もひとりで進めます。
「りんご」を描き終えた画面で、子どもが描いた軸と葉のついた赤いりんごが大きく出ていて、その下に小さなお手本の絵、星3つ、「きょう まなんだ こと: かたちを くみあわせる」、描き直すボタンと「つぎの え」のボタンが並んでいる
できあがりの画面に×はなく、星とその日に学んだ見方が出て、描き直すか次の絵へ進むかを選べます

何も教えない時間は「おえかき」で

レッスンと別に、「おえかき」もそのままあります。「おおきな かみ」を押すと道具が画面から消えて、紙が画面いっぱいになります。紙は画面10枚分の広さがあり、2本の指で動かしたり広げたりできます。この記事の前半で書いた「自由に描く時間」は、こちらで作れます。

かきかた れんしゅうの紹介ページにもまとめました。大きくなって立体や陰影に興味が出てきた子には、同じ「びじゅつ」に「じょうきゅう おえかき」があります。中身はデッサンの順番の記事で紹介しています。画面を見る時間の考え方は幼児のスマホ時間の記事にあります。

知っておきたいこと

  • 52のレッスンはアプリの中に入っています。お手本の絵と読み上げの声は、はじめて使うときに通信で取り込むので、最初は通信のある場所で開いてください。
  • 「かきかた れんしゅう」で描いた絵は、「えの おへや」には残りません。とっておきたい絵は、紙に描いて冷蔵庫に貼るのがいちばんです。
  • 「かきかた れんしゅう」はアプリ全体と同じく無料です。広告もアプリ内課金もなく、アカウントなしで使えます。Dino Kids は Digi Dinos が社会のためにつくっている製品で、収益のためのものではありません。
  • 見当たらないときは、アプリを最新の版にアップデートしてください。
  • アプリに本物のクレヨンの手ごたえはありません。紙の上で腕いっぱいに描く時間は、画面では代わりがききません。レッスンの中で気になる絵や、ほしい題材があれば、dinokids@digidinos.com までお知らせください。

参考文献