だいこんと にんじんと ごぼう
おふろに 入った だいこんと にんじんと ごぼうが、いまの いろに なった おはなしです。
むかしむかし、だいこんと にんじんと ごぼうは、みんな おなじ つちの いろを して いました。ある 日、三人は はたけで あそんで、どろんこに なりました。「からだが どろだらけだね。おふろに 入ろうよ。」三人は なかよく、おふろやさんへ 出かけました。
いちばんに おゆに とびこんだのは、せっかちな ごぼうでした。「あちち。こんな あつい おゆ、がまん できないよ。」ごぼうは からだも あらわずに、すぐに おふろから とびだして しまいました。「おさきに。」そう 言って、ごぼうは さっさと 家へ 帰って いきました。
つぎに 入ったのは、がまんづよい にんじんでした。「あつくても へいき。ゆっくり あたたまろう。」にんじんは かたまで つかって、百まで かぞえました。すると からだが ぽかぽか して、だんだん まっかに なって きました。
さいごに 入ったのは、のんびりやの だいこんでした。だいこんは おゆに 水を たして、ちょうど いい あつさに しました。そして くびも せなかも 足の さきも、ごしごし ていねいに あらいました。おゆに ゆったり つかって、「ああ、いい きもち」と にっこり。
おふろから あがった 三人を 見て、みんな びっくりしました。ごぼうは、どろが ついた ままの ちゃいろでした。にんじんは、あたたまりすぎて まっかでした。だいこんは、きれいに あらったので まっしろでした。それで いまでも、ごぼうは ちゃいろ、にんじんは あか、だいこんは しろなのだと いう ことです。
昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。
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