Dino Kids

だいだらぼっち

日本にほんの 言いい伝つたえ・全文(ふりがなつき)

とても 大おおきな だいだらぼっちが、山やまや 池いけを 作つくった おはなしです。

「だいだらぼっち」のさし絵:でも だいだらぼっちは、のんびりした やさしい 大男でした。

むかしむかし、だいだらぼっちと いう、せの とても たかい 大男おおおとこが いました。どのくらい 大おおきいかと いうと、あたまが 雲くもの 上うえに 出でて しまう ほどです。山やまを ひょいと かついだり、川かわを ひとまたぎで こえたり できました。でも だいだらぼっちは、のんびりした やさしい 大男おおおとこでした。

ある 日ひ、だいだらぼっちは おもいました。「いちばん たかくて きれいな 山やまを、作つくって みたいなあ。」だいだらぼっちは 大おおきな 手てで、土つちを ざくっ ざくっと すくいました。すくった 土つちを どさどさ つみあげると、たかい たかい 山やまが できました。それが、いまの ふじさんだと 言いわれて います。土つちを ほった あとの くぼみには 水みずが たまって、大おおきな 湖みずうみに なりました。それが、いまの びわこだと 言いわれて います。

だいだらぼっちが 歩あるくと、ずしん、ずしんと 地面じめんが ゆれました。大おおきな 足あしあとが、野のはらに てんてんと のこりました。そこへ 雨あめが ふると、足あしあとに 水みずが たまって、まるい 池いけに なりました。いまでも あちこちに、「だいだらぼっちの 足あしあと」と よばれる 池いけが あるのです。

また ある 日ひ、だいだらぼっちは ひたちの 国くにの おかに こしを おろしました。おなかが すいた だいだらぼっちは、ながい 手てを 海うみまで ぐうんと のばしました。そして 海うみの なかから、はまぐりを つまんで 食たべました。「うん、おいしい。もう ひとつ。」食たべおわった 貝かいがらを ぽいぽい おいて いくと、やがて 貝かいがらの 小ちいさな 山やまが できました。とても ふるい 本ほんにも、その 貝かいがらの 山やまの ことが 書かいて あります。

ふしぎな 山やまや 池いけを 見みつけると、村むらの 人ひとたちは にっこりして 言いいました。「これも きっと、だいだらぼっちの しわざだね。」だいだらぼっちは いまも どこかで、のんびり 歩あるいて いるのかも しれませんね。

昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。

このおはなしを読み上げで聞く

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