かっぱの おんがえし
いたずらを して つかまった かっぱが、ゆるして もらった おれいに 魚を とどける おはなしです。
むかしむかし、ある 村の 川に、いたずらずきな かっぱが 住んで いました。かっぱの あたまには おさらが あって、いつも 水が たまって います。この 水が ある うちは、かっぱは とても ちからもちなのです。
ある あつい 日、村の 男の子が、川で 馬を あらって いました。男の子が 目を はなした すきに、かっぱが そっと ちかづいて きました。「この 馬を 川へ ひっぱりこんで、びっくりさせて やろう。」かっぱは 馬の しっぽを つかんで、ぐいぐい ひっぱりました。
ところが 馬の ほうが びっくりして、ひひんと ないて かけだしました。かっぱは しっぽに しがみついた まま、ずるずると 村まで ひっぱられて いきました。その うちに、あたまの おさらの 水が、ぱしゃっと こぼれて しまいました。水が なくなった かっぱは、へなへなと ちからが ぬけて、うごけなく なりました。
うまやの 前で、村の 人たちが かっぱを かこみました。「こいつが、いつも いたずらを する かっぱだな。」かっぱは なみだを ぽろぽろ こぼして、あやまりました。「ごめんなさい。もう 二度と、馬にも 人にも いたずらは しません。」村の おじいさんが、かっぱの おさらに 水を かけて あげました。「やくそくだよ。さあ、川へ お帰り。」おじいさんは おみやげに、きゅうりを 一本 もたせて あげました。
つぎの 朝、おじいさんが 戸を あけると、家の 前に 魚が どっさり おいて ありました。つぎの 朝も、その また つぎの 朝も、魚は とどきました。「きっと、あの かっぱの おれいだね。」それから かっぱは 二度と いたずらを せず、村の 人たちと なかよく くらしたと いう ことです。
昔話をもとに、Dino Kids が子ども向けに文章を書きおこしました(CC0)。
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